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2023/12/23

Excel VBA 複数のワークシートをまとめて表示・非表示にする方法 | Visible Not.Visible

仕事でVBAを使うことがあり、やりたいことはネットで調べていますが、VBA初心者の私が分かりづらかったものを、初心者でも分かるように説明したいと思います。

効率的なコードが書けていない可能性もありますので、予めご了承ください。

今回はVisibleを使用し、複数のワークシートをまとめて表示・非表示にする方法を紹介します。

使用ケース

例として、以下のような日付毎のシートがあり、それを集計したシート(サマリ)があるとします。

シートがたくさんあって見辛いため、日次データを入力する時だけ日付毎のシートを一括で表示したい、というケースを想定します。

サンプルコード


Sub シート表示切替()

Dim i

For i = 1 To 31

With Worksheets(Format(i, "0"))
 .Visible = Not .Visible
End With
Next i

Sheets("サマリ").Select
Range("A1").Select

End Sub

コード解説

変数の宣言

For i = 1 To 31

日付毎のシートが1から31となっているため、For文の変数を1~31とします。

シートの指定

With Worksheets(Format(i, "0"))

この後のシートの表示・非表示を切り替えるプロパティを使用するために、Withステートメントでの記述が必要のようです。

そしてWorksheetsで1~31のシートを指定しますが、Formatで数値に変換してあげます。Formatの記述がないと、「左から1番目から31番目のシート」の指定になってしまい、想定していないシートが対象となってしまうため注意が必要です。

表示・非表示の切り替え(Visible)

 .Visible = Not .Visible

シートの表示・非表示はVisibleプロパティで行います。

Visibleプロパティ

Worksheets("シート名").Visible = False or True

指定したシートを、Trueで表示・Falseで非表示にします。

True・Falseを使用するプロパティでは、Notを使用することで反転が可能となり、表示中なら非表示へ、非表示であれば再表示されます。

繰り返し処理

End With
Next i

最後にWithステートメントの終了、繰り返しのためNext iで終了となります。

以上、複数のワークシートをまとめて表示・非表示にする方法でした。

応用することで幅広く効率化に活用できそうな気もしますね!

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