後悔しないでほしい!猫を飼う前に覚悟してほしいこと7つのこと
我が家は2022年から猫を飼い始めました。
猫は比較的飼いやすいペットと言われていますが、実際に飼ってみると、いくつか覚悟すべきことがあることが分かりました。
この記事では、猫を飼うことを検討している方に覚悟してほしいことをお伝えしたいと思います。
目次
我が家の猫の紹介
猫の種類や性別によっても性格の違いがあると思いますので、まずは我が家の猫を紹介したいと思います。
品種 | スコティッシュフォールド (立ち耳) |
性別 | メス |
生年月日 | 2022/4/7 |
毛色 | ブラウンパッチドタビー &ホワイト(三毛猫) |
スコティッシュフォールドは人気の猫種ですが、少し気位が高く、人懐っこくはないタイプだと思います(個体差もあると思いますが)。
それでは各項目について紹介していきたいと思います。
コミュニケーションはあまり取れない
犬は毎日の散歩ができないから無理。猫であれば、鳥やハムスターなどの小動物よりもコミュニケーションが取れて可愛げがあるから、と思って猫を飼う選択をする方もいるかと思います。
我が家も最初は犬を飼うつもりだったのですが、共働きで子供もまだ小さいことから、猫を飼う選択をした家のひとつです。
実際に飼ってみると犬ほど意思疎通はできず、表情も乏しいため、なにを言っても基本キョトン顔です(それも可愛いのですが!)。
猫は200個の言葉を認識できるとも言われていますが、もし理解できていたとしても、そこまで従順ではありません。確実に伝わるのは、ごはんタイムに「ごはん」というと、速攻駆け寄ってくる程度です。
年齢や性格にもよるものとは思いますが、犬のように人間の言ったことに反応してくれると思っている方がいるとすれば、そこはあまり期待しない方がいいかもしれません。
また近づいてきて、かまってほしいのかと思って撫でたりすると、怒りむき出しで噛みついてきたり、若干イラっとさせられることもあったりします。基本的に人間に合わせることはしない、本能的な生き物と思っていた方がいいかと思います。
思ったよりお金がかかる
猫は犬と比べ、ランニングコストが掛からないと言われます。
確かに、犬と比べれば低く済んでいるのかもしれないですが、決して安くはありません。
実際に飼ってみて必要だったものを、細かいものも含めランニングコストとして発生するものをまとめてみました。
※全ての項目についてピンキリのため、一般的な商品のおおよその価格を記載しています。
項目 | 費用/月 |
---|---|
餌 | 800~1,600円 |
トイレの砂 | 1,000~1,500円 |
トイレシート | 700円(2か月で1袋) |
うんち袋 | 600円(3か月で1箱) |
合計 | 3,100円~4,400円 |
いかがでしょうか。一般家庭であれば、全く気にならないということもない金額だと思います。
また上記は最低限継続してかかるものであり、この他にお迎え時のケージや食器、夏・冬の冷暖房費、たまに飼うおやつやキャットハウスなど。
また愛猫が楽しめるものを揃えてあげようと思ってしまうが飼い主の性ってもんで、キャットタワーやその他の付加商品を購入することもあるでしょう。
そうなると、さらに月+5,000円みても大げさではありません。
このように思ったよりお金がかかることを理解して、猫を飼うことを検討することが必要です。
抜け毛がすごい
猫の被毛には、被毛が一重構造の「シングルコート」と、被毛が二重構造の「ダブルコート」があり、猫種によって変わってきます。
猫の中でも人気の、アメリカンショートヘアやスコティッシュフォールドは「ダブルコート」にあたり、その抜け毛の量に最初はびっくりしました。
また夏と冬の前には換毛期と言われる、いわば暑い・寒い時期に備える期間があり、びっくりするぐらい抜け毛が増えます。
抜け毛が多いことで困ることとしては、毛が目や口に入ったり、いつも服に毛が付くなど、日常的なストレスに繋がります。
もちろん知らない内に気管にも入っていると思いますが、2019年に発表された医学論文によると、猫を飼っている女性は、飼っていない女性に比べ肺がんに罹患する確率が高いそうです。原因は不明だそうですが、なんとなく抜け毛が原因なのでは・・・と私は心配になってしまいます。
ということで、猫を飼うと抜け毛の対策は必須となり、ブラシやコロコロはマストアイテムになります。普通のブラシだと毛が舞うため、ミストブラシがおすすめです。
旅行に行きづらくなる
猫は犬に比べて、長時間の留守番が可能です。
とはいえ、トイレ交換や餌の鮮度など猫の健康面を考えると、やはり1泊2日が限界といわれています。
それでも長期の旅行に行きたい場合は、人に預けたりペットホテルに預けることも可能ですが、昔から「猫は家につき、犬は人につく」と言われている通り、猫は環境の変化がとても苦手で、最悪の場合、体調を崩してしまうこともあります。
猫を飼うと海外など、長期の旅行が難しくなることも覚悟しておかなければいけません。
1泊2日ぐらいの旅行であれば、餌や水の対策さえしっかりすれば問題ありません。
我が家では、自動給餌機を使っています。
ドアを開けっぱなしにしなくてはいけなくなる
家猫は家の中をウロウロします。よくパトロールといわれるやつですね。
これは猫の古くからの習性により、自分の縄張りに異常がないか確認をするため、家の中を歩き回っているそうです。我が家の猫もケージから出してからというもの、家の中を行ったり来たりするようになりました。
家の作りにもよると思いますが、我が家のような戸建て住宅の場合、猫が行き来できるよう、常にドアを開けておく必要があります。
そうなると特に困るのが、夏には冷気が逃げて暑くなり、冬には暖気が逃げて寒くなります(特に冬がキツイ!)。
ちなみに閉めておくと、開けてくれるまで外からカリカリしてきますので、実際のところ、夏・冬はカリカリされて開ける閉めるを繰り返していますが、それもなかなか面倒です。
家の作りにもよりますが、猫を飼うと何度もドアの開け閉めをすることになる可能性を覚悟しておいた方がいいかもしれません。
その対策として、猫ドア(猫や犬専用の小さいドア)を付けるべきだと思っているのですが、業者に頼むとなかなか高価であったり、色んな種類があって迷ったりで、我が家はまだ踏み切れていないのが現状です。
夜中にバタバタして寝れなくなる
猫は夜中にバタバタと活発になることが多いです。
猫は夜行性と思われがちですが、「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」といい、明け方と夕方に活発になる動物とされているそうです。
正しくは夜行性ではないそうなのですが、我が家の猫も夜中になると、おもちゃのねずみをくわえて走り回ってます。
飼い主の生活リズムに合わせるようになるという方もいますし、猫の性格にもよるとは思いますが、「夜の大運動会」という言葉がある通り、夜中に活動する猫は多いようです。
タイミング悪く、ウトウトしてきた時に活動開始こともあり、たまに寝不足になることも・・・。
猫を飼うと夜中にバタバタして寝れなくなることも覚悟しておいた方がいいかもしれません。
ウンチが臭い
個人的にはこれを一番覚悟してほしいと思います。めっっっっっっちゃ臭いです!
私は人より鼻が利くこともあるのですが、とにかく臭いです。
これは飼う前にきいたことがなく、お迎え初日の夜に初めて嗅いでびっくりしました。
うちの奥さんの実家では猫を飼っていましたが、奥さんは鼻炎で鼻が利かず、あまり気にならなかったそうですw
なぜ猫のウンチはそこまで臭いのか、調べてみました。
猫は肉食動物であり、市販のキャットフードには「タンパク質」が多く含まれています。小腸で消化吸収されなかったタンパク質は大腸に入り、悪玉菌のえさになり、悪玉菌が増え、それによりウンチが臭くなります。
猫にとってタンパク質は人の5~6倍必要といわれており、とても重要なエネルギー源となっているため摂らないわけにはいきません。猫のウンチが臭いのは、猫が生きていくため、避けられないものということです。
ニオイを低減させるフードがあったり、与えるもので多少は変わるとは思いますが、なんであろうと臭いと思います。特にスーパーやドラッグストアなど、どこにでも売っているフードを与えると、特に臭くなってる気がします。
猫を飼うということは、臭いウンチと長く付き合う必要があることを覚悟してください。
ウンチの臭いは使用するトイレの砂で少し変わってくるように感じます。
数種類使ってみましたが、我が家では粒が大きい猫砂を使っています。
デオトイレ本体セット [約1か月分 猫砂・シート付] 猫用トイレ本体 ハーフカバー シルキーホワイト 【Amazon.co.jp限定】 |
まとめ
ここまでお伝えした内容をまとめてみます。
- 犬のようなコミュニケーションは取れない
- 思ったよりお金がかかる
- 猫種によっては抜け毛が多く、毛が目や口に入ったり、いつも服に毛が付くなど、日常的なストレスに繋がる
- 長期の旅行が難しくなる
- 家の作りのよっては、ドアを開けっぱなしにしなくてはいけなくなる
- 夜中にバタバタして寝れなくなる
- ウンチが臭い
ここまで覚悟すべきこととして、ネガティブな情報ばかりをお伝えしてきましたが、もちろんいいところもたくさんあります。
飼い主さんが後悔しないことは、猫ちゃんの幸せにも繋がります。
猫を飼うことを検討中の方は、今回お伝えした内容を参考にしていただき、後悔しない猫ライフを過ごしてほしいと思います。
子猫から快適に使える!1台目で失敗した教訓を生かして買った、おすすめできる猫用ケージを紹介